米国のブログ・ムーブメント
米国でこれほどまでにブログが利用され、注目されるようになったのには、いくつかの原因があったと思います。
一つに文化的な背景が挙げられます。米国ではもともと、個人が名前を出して意見を表明する文化があります。自分のレジュメ(履歴書・職歴書)をウェブで公開している人もたくさんいました。このような人達にとって、自分のウェブサイトを運営する事は、自分を売り込むためにも重要です。ブログによって、ウェブサイトの更新が簡単になり、内容も充実しました。
米国のブログが大きく伸びた背景には、2001年9月11日の世界貿易センタービルの事件や、それに引き続く戦争があるという意見もあります。事件直後のマスメディアのニュースサイトにはアクセスが集中し、一時は閲覧できない状況になっていました。人々が自分の集めた情報をブログで公開し、その情報がまたブログによって分析され、活発に意見が交換されました。マスメディアは画一的な情報に傾く一方、ブログ・サイトは個人によって意見が異なり、分析に広がりが出てきました。さまざまな意見を交換するプラットフォームとしてのブログの有益性に注目が集まりました。
2004年の大統領選挙では、候補者の多くがブログを作成し、自ら意見を書いて、ウェブサイトを経由して多額の寄付を集めた事が話題になりました。







